Pink Diamond Blog
投資用ピンクダイヤモンドの基準について
投資用ピンクダイヤモンドとは
ピンクダイヤモンドを購入する際、どのような用途で購入するのかが非常に重要です。投資として購入するのか、若しくはピンクダイヤモンドをジュエリーとして楽しむ為や、鉱物としてのコレクションとして楽しむ為に購入するのかにより選択するダイヤモンドの品質は異なります。
投資用ダイヤモンドとしての必須条件とは〝希少性〟です。希少価値の高いダイヤモンドであればある程投資に向いたダイヤモンドだと言えます。サイズが大きく、希少価値の高いストレートなピンクで尚且つ鮮やかで濃い色をしたもの。勿論ダイヤモンドの中に含まれる不純物は少ない方が良いです。
この記事では投資に適したピンクダイヤモンドについて説明させて頂きます。
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投資に向いたサイズとは
アーガイル産のピンクダイヤモンドを投資として購入する場合、出来れば0.2ct以上のダイヤモンドを選ぶ事をお勧めします。
アーガイル鉱山から産出するピンクダイヤモンドのサイズは90%以上が0.2ct未満で、0.2ctを超える個体は極めて希少価値が高いと言えます。それ以下のダイヤモンドはコレクターダイヤモンドと分類しています。決して小さいダイヤモンドがいけないという訳ではなく、あくまで投資として購入する場合に於いての判断基準となります。1ct以上のものになると年間で10石未満の産出量となり、その希少価値は驚異的であると伺えます。ピンクダイヤモンドを投資として購入するのであれば大きければ大きい程ベストですが、ボーダーとして0.2ctを目安に選ぶと良いでしょう。
投資に向いたカラーとは
ARGYLEでは独自のグレーディングシステムを採用しています。それは、GIAのカラーグレーディングよりも更に細分化されたもので、数字が小さくなるに連れて色が濃くなります。
ARGYLE鉱山独自のカラーグレーディングに於いて6Pとは、GIAグレーディングに於いてFancy~Fancy Intenseとなりますが、投資として所有する場合はその希少価値から6P以上が適切です。GIAのカラーグレードではFancy Intense Pink以上がベストです。ここで一つ注意すべき点があり、GIAや国内ですとCGL中央宝石研究所やAGTジェムラボラトリーのカラーグレードはAGRYLEのカラーグレードとは異なり幅が広いです。例えば、Fancy Intense Pinkと鑑定が出ていたとしても、Fancy Pinkよりの個体もあれば、Fancy Vividよりの個体も存在するのです。
更にはオレンジがかった個体もあれば紫がかった個体もあり、鑑定結果のみではその価値を判断する事ができません。一番ベストなカラーは〝やや紫がかった〟ピンク、若しくは〝ストレートな〟ピンクで、ARGYLEのカラーチャートを参考に、6P以上の色合いが良いと思います。
色の判断でご心配な場合は「Shink公式LINE」より気軽にご相談下さい。
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クラリティー:内包物
クラリティーグレードとはダイヤモンドの透明度に関する評価となります。GIAグレーディングシステムではダイヤモンドの内部、外部の不純物の量、位置、種類、大きさにより11段階に等級が分かれています。
FL | フローレス |
---|---|
IF | インターナリー フローレス |
VVS1・VVS2 | ベリー ベリー スライトリー インクルーデッド |
VS1・VS2 | ベリースライトリ―インクル―デッド |
SI1・SI2 | スライトリ―インクル―デッド |
I1・I2・I3 | インクル―デッド |
ARGYLE鑑定に関しては、IクラスをP1,2,3で表記しています。PとはPique(ピケ)の略称で、肉眼でも不純物が見える可能性がある~肉眼で不純物が容易に発見可能というグレードです。
ピンクダイヤモンドはカラーが最重要となり、白いダイヤモンドと比べ内包物に対する評価はそこまで重視致しません。その為、ARGYLE鑑定ではP1以上(GIAではI1グレードまで)であれば問題なく投資としてのクオリティーと考えて良いと思います。
※P1といっても様々な個体が存在しますので、極力不純物が肉眼で発見しにくいものを選ぶと良いでしょう。カーボンと呼ばれる黒い不純物は見た目があまり良く見えいない為、少量含まれている程度であれば問題ありませんが多く含まれている場合は敬遠する方が良いです。
投資に適した形状
ピンクダイヤモンドの形状に於いては様々な形状のものが存在します。下のグラフはARGYLE創業以来、ARGYLEインスクリプションナンバーが入ったダイヤモンドの形状の内訳です。
半数以上がラウンドブリリアントカットにカットされているのがわかると思いますが何故ラウンドが多いのか?まずその前にARGYLE鉱山産を証明するインスクリプションナンバーについてご説明します。
ARGYLEインスクリプションナンバーとは
ARGYLEインスクリプションナンバーとはARGYLEで産出し、検品、カット、そしてARGYLE独自の鑑定がなされたダイヤモンドのみに刻印されるシンボルマークと通し番号の事を言います。
刻印される位置はダイヤモンドの側面部(ガードルと呼ばれるファセット)となり、刻印されることで美しさを損なう心配はありません。勿論そのナンバーの個体は世界に一つしか存在しない為、今や生産数が限られたARGYLE産のインスクリプションナンバー入りのダイヤモンドは生産数が限られた時計や車と同じようにプレミア価格が付き流通しているのです。
そのナンバーはダイヤモンド側面部に特殊な方法でレーザー刻印され、ルーペで容易に確認が可能です。
ARGYLE公式WEBサイトのDiamond Check Serviceでそのナンバーのダイヤモンドのグレードを確認する事が可能です。リンクをクリックして〝Please enter the Laser Number〟へ〝346500〟と入れて見てください。以下のような画面が開きダイヤモンドのグレードを確認する事ができます。
通常ARGYLEで鑑定を受けたピンクダイヤモンドには保証書が付属する事が多いですが、保証書が無くてもダイヤモンドのガードル(側面部)に刻印されたナンバーが確認できれば全てを証明する事が可能です。
ARGYLE鑑定付きのピンクダイヤモンドにラウンドが多い理由
ラウンドブリリアントカットはSAW ABLEと呼ばれる美しい正八面体のラフ(原石)からカットされる事が多いです。ピンクダイヤモンドの原石の多くは殆どが歪な形をしてたり、色の薄い個体が多い為ラウンドにカットされる事はあまりありません。
その為、ラウンドにカットされているダイヤモンドは〝選ばれし個体〟ということになるのです。ARGYLE鉱山で産出しARGYLEがカットを施すという事は、鉱山から採掘されて一番最初に選品する事が出来る特権を持つARGYLEは、当然美しい形状をした原石を選品します。その為必然的にラウンドブリリアントカットが多くなるというわけです。
ラウンドブリリアントカットはサイドから見ても、他のカットと比べてパビリオン側(ガードルを挟んで下半分)がシャープにカットされる事となります。その為、原石の状態で色の薄い個体は色が抜けてしまう恐れがある為、パビリオン側をお椀の様な形にカットする、ペアシェイプ(涙型)やオーバル(楕円)ハート、スクエア型にカットします。
ラウンドと他のカットとの価格差
ラウンドにカットされたものは他のカットに比べて高い値段が付けられている事が多いです。例えば四角い原石が発掘されたとします。その原石を四角くカットする事で生地のロスは最小限で抑える事が可能となりより大きな研磨済みダイヤモンドを造り出す事ができます。一方、四角いダイヤモンドからラウンドブリリアントカットを削り出す場合、生地のロスが多く四角くカットしたダイヤモンドよりも研磨済みの状態では小さくなってしまいます。
ラウンドにカットする方が良いのか、大きさを重視した四角いカットをしたほうが良いのかについては、その原石の状態などを見て判断される事となります。その為ロスが多いラウンドは他のカットと比べても2割以上高く取引きされている状況です。
資産としておすすめのピンクダイヤモンド
投資に適した〝カット〟とは?
結論的に、投資を目的とした購入の際ベストなカットは存在しません。世界的オークションクリスティーズやサザビーズに出品される大きなピンクダイヤモンドも殆どがラウンド以外形状にカットされています。
市場ではラウンドブリリアントカットが他のカットよりも少し高く取引きされているという事実は勿論存在しますが、例えばラウンドにカットされたピンクダイヤモンド0,2ctが2,000,000円で、クッションカット(スクエア型)にカットされた0.25ctが同じく2,000,000円の価格がついているとすれば、大きい方がお得だという考え方も良いと思います。
今回は投資用ダイヤモンドの基準についてご説明させて頂きましたが、ダイヤモンは投資としてのみではなく、身につけて初めてその存在価値が発揮されます。ただ、ジュエリーとして身につけてしまうと可愛くなってしまいなかなか売却できなくなってしまうかもしれませんね。
こちらに書いた内容は表面的な部分に過ぎませんので、詳しくお聞きになりたい方やご質問などに関してはお気軽に公式LINEよりお問い合わせ下さい。
※当記事の内容は一個人による見解であり、価格の高騰を保証するものではありません。購入についてはご自身の判断でお願いいたします。
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