Pink Diamond Blog
今後価格が上昇する可能性を秘めたピンクダイヤモンドの絶対条件!とにかく〇〇なルースが絶対お勧め!
ピンクダイヤモンドのメイン鉱山〝アーガイル鉱山〟。2020年11月に閉山して数年の月日が流れました。
現在国内は勿論ですが、海外にもアーガイル鉱山産の証明書〝APD〟が付属したルースは殆ど存在しません。アーガイル鉱山産のピンクダイヤモンドは、元々供給量は少なかったのですが鉱山閉山により一気に知名度が広がったことにより供給不足に陥り価格が急上昇する事になりました。
現在は中国景気の影響もあり閉山当時の様な急激な値上がりは起きていませんが、確実に価格が上昇しているのを肌で感じます。ただ、ここからは全てののグレードが値上がりをしていくかと聞かれると私はそうは思いません。
宝石一筋23年、今井健詞の資産防衛ピンクダイヤモンドセミナー
ピンクダイヤモンドについてもっと知りたい方のためのセミナー。今井がピンクダイヤモンドの選び方から、記事には掲載していない現在のピンクダイヤモンド市場についてお話いたします。
どの様なピンクダイヤモンドが値上がりする可能性を秘めているのか?
ここからは私の予測となりますが今後私が値上がりするだろうなと予測するピンクダイヤモンドは、一言で申し上げると〝世界中から需要のあるピンクダイヤモンド〟と考えています。では、国内だけでは無く海外含めて需要のあるピンクダイヤモンドとはどの様なピンクダイヤモンドなのでしょうか?
それは、鑑定結果ではなく〝美しいピンクダイヤモンド〟と言うことになります。鑑定結果とはあくまでそのルースのグレードを(Carat=重さ Color=色 Crarity=透明度)で等級付けしたものであり、美しさを評価するものではありません。下のお写真は鑑定結果が殆ど同じグレードのものですが、美しさに於いては左のピンクダイヤモンドの方が圧倒的に評価が高く価格は2倍以上の開きがあります。
※美しさ=万人が観て人気が高いものを指します。個人的に好みの色や形などでは判断していません。
ではどの様なピンクダイヤモンドが美しい(万人受けする)のでしょうか?
ピンクダイヤモンドの美しさを評価するポイントを(Carat=重さ Color=色 Crarity=透明度 Cut=形状)の観点を踏まえてご紹介します。ピンクダイヤモンドを選ばれる際に是非参考にして観てください。
Carat(重量)
重さとダイヤモンドの美しさは関係なさそうでとても大きく関係していると言えます。例えば、とても美しい色をしたピンクダイヤモンドでもサイズが0.05ct未満などサイズが小さすぎることでジュエリーとして製作する際に工夫が必要です。資産として検討されている場合は最低でも0.2ct以上のサイズを選ばれる事をお勧め致します。
※0.2ctを超える個体が極めて少なくなる為、このサイズが一つのボーダーとも言えます。
写真のピンクは両方とも最上級のカラーであり透明度も抜群のルースです。
写真:右のルースが0.21ct、左のルースが0.04ct/両方共Fancy Vivid Purplish Pink VS
Color(色)
※ピンクダイヤモンドのカラーグレードに関しては「GIAのカラーグレード」を参照ください。
ピンクダイヤモンドの評価は殆どが色によって左右されます。美しい色(万人受けする色)とは、色のトーンがオレンジ系、ブラウン系の混色が無く、パープルに寄りすぎていない事が理想です。
色が濃い(鮮やか)
色が薄くピンクかどうかわからないものではなく、はっきりとピンク色をした個体が望ましいです。カラーの評価としてはFancy、Fancy Intense 又は FancyVivid。
こちらのお写真は最上級のFancy Vivid Purplish Pinkと色の淡めなFancy Light Pinkを比べたお写真です。
写真:左のルースFancy Light Purple Pink/右のルース:Fancy Vivid Purplish Pink
色が明るい
ピンクダイヤモンドカラーバリエーションには色が深いもの、暗いもの、明るいものなど様々ではありますが、人気があるのは色の明るい個体です。
こちらのお写真は両石共全く同じカラーグレードとなります。左のルースは右のルースに比べやや色が暗い印象があります。万人が美しいと感じるのは右のルースの様な明るさのピンクダイヤモンドでしょう。
写真:両方共Fancy Intense Purplish Pink
オレンジ系、ブラウン系の混色が無い又はパープルが強すぎない
ピンクダイヤモンドは混色が無い純色、又はやや紫がかった(Purplish)がとても評価が高いですが、その中でもさまざまなカラーが存在します。選ばれる際のポイントとしては、鑑定結果のカラーグレードなどは関係なく美しいピンク色かどうかだけを重要視してお選びください。
1枚目の写真の石は左:Fancy Intense Purplish Pink/右:Fancy Intense Pinkとなります。左のルースは極めて鮮やかなピンク色に対して右の石からはオレンジ、ブラウンの副色が強く感じられます。
2枚目の写真では右のピンクダイヤモンドに対して左のカラーは紫が強い印象が感じられます。色を見比べる際は一番ベストな石を基準に選ぶ事で比較が容易となります。
写真1:左:Fancy Intense Purplish Pink/右:Fancy Intense Pink
写真2:左 Fancy Intense Purple Pink/右:Fancy Intense Purplish Pink
Crarity(透明度)
透明度とは鑑定に於いては内包物の種類や数、場所を評価するものです。まずは肉眼で見た時に内包物が目立たない(ブラック系の大きな内包物が目立つ場所に存在しない)などをチェックします。その他ルースから曇った感じの印象を受けないかどうか(ルーペでは視認できない微小インクルージョン)がポイントとなります。
クラリティーグレードに関しては透明なダイヤモンド程高い評価(VVS、VS)を求める必要はありませんが、肉眼で美しいかどうかの判断がまずは重要となります。
Cut(形状)
ピンクダイヤモンドはその希少性から原石から少しでも大きく削り出す事と、美しい色を導き出すことを重要視してカットがなされている為無色のダイヤモンドの様にエクセレントカットが必須ではありません。ダイヤモンド内の内部反射によりいかに色が濃く見えるかなどを計算されてカットがなされます。
評価のポイントはまずは形状が美しくカットされているか、歪な形状をしていないかどうかをチェックします。鑑定結果で対称性、表面状態共Good以上は理想ですが、あまり重要視する点ではないと思います。(カラーダイヤモンドの場合カット評価は鑑定書に記載がありません)あくまで見た目が美しいかどうかを良く見比べて確認しましょう。
万人が観て美しいと感じるピンクダイヤモンド
ピンクダイヤモンドなどのカラーダイヤモンドはまずは色がとても大切なポイントとなります。色によってルースの評価がとても大きく変わってきます。
冒頭でも触れたように、美しいピンクダイヤモンド(価格が上昇しそうな)=万人が観て美しいと感じるルースですので、鑑定書の評価のみを信用するのではなく、目で見て美しいと感じたかどうか?上述した4つの観点から万人受けする要素を満たしているかどうかを確認してみましょう。
ジュエラーズルームシンクでは美しいピンクダイヤモンドのみを厳選して取り揃えさせて頂いております。記事の中でもご紹介しました「ピンクダイヤモンドルース 0.21ct, Fancy Vivid Purplish Pink, SI-2, Oval, GIA」は現在の在庫の中でも最もお勧めの一石となります。是非一度ご覧頂ければ幸いです。
※当記事の内容は一個人による見解であり、価格の高騰を保証するものではありません。購入についてはご自身の判断でお願いいたします。
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