Pink Diamond Blog
アーガイルピンクダイヤモンド〝リオティント社〟の新たなステージ!引き続きナンバー認証サービスが行われる事を発表!?
既に閉山したオーストラリア、アーガイル鉱山ですが鉱山が閉山されてもアーガイル社が事業を辞めたわけではなく現在も引き続きサービスが続行しています。新たなピンクダイヤモンド自体は現在採掘が終了している事から新しい産出は見込めませんが、アーガイル自体が所有している在庫を毎年パートナーへ向けての販売が現在も行われている状況です。
しかし、当然ながらその在庫数には限りがある為、販売が行われる量も激減し急激な勢いで新しい商品の価格が上がっている様な状況です。新しい商品の価格が上がればそれに合わせて現存する既にパートナー達へ販売済みの在庫の価格も上がり、その価格の高騰は未だ底が知れない状況が続いています。
さて、今回の本題ですが先日アーガイル社より新たな発表がありましたのでご紹介したいと思います。
以下原文(※英文翻訳しています。翻訳サービスを使用している為少し読みにくいところもありますがご了承ください)
リオ・ティント社は、アーガイル産ピンクダイヤモンドの「産地保護」を実現するため、認証サービスやコンシェルジュ取引プラットフォームなどの新戦略を発表しました。
「これは、アーガイルピンクダイヤモンドの新しい章の始まりであり、有限で再現不可能な天然資源としての価値と投資の可能性を維持し、優れた遺産としてのダイヤモンドの地位を獲得するためのものです」と、リオティントミネラルズのCEOシネイド・カウフマン氏は先週述べています。
このベンチャー企業では、特別販売イベントのための新しいビヨンド・レア入札プラットフォームや、既存の在庫と流通市場に関わるいくつかの戦略的コレクションやコラボレーションも実施される予定です。
その1つであるIcon Partnerプログラムは、宝石商がArgyle鉱山から以前に購入した残りの在庫を使って作るジュエリーに、Argyle Pink Diamondsのブランドを使用するライセンス権を与えるものです。リオ・ティント社が最初に認可した小売業者は、オーストラリアの高級宝飾店CalleijaのオーナーであるJohn Calleija氏と、シンガポールを拠点とするJohn Glajz氏のGlajz THGの2社です。
「アーガイルピンクダイヤモンドの流通市場は、約40年にわたり磨き上げられた希少なピンクダイヤモンドと、家宝となるジュエリー、収集品、オブジェから構成されています。「この市場は、アーガイルピンクダイヤモンドの貴重な出所を守り、その希少性を際立たせる慎重な管理の遺産を継承するために、慎重な管理を必要としています。
アーガイル社の新たなサービスは皆さんが所有されているピンクダイヤモンドの認証などのコンシェルジュサービスとの事です。どこまでの認証、コンシェルジュサービスが行われるかは不明ですが、現在も行われている様な〝ナンバー認証サービス〟などは引き続き行われていくでしょう。新たなダイヤモンドを産出する事が出来なくなった今、次のステージは現存するダイヤモンドを保護しブランド価値を維持し続ける事です。
今後、ピンクダイヤモンドのみならず新品として流通するダイヤモンドは鉱山の閉山と共に産出量が減少しいずれは全ての鉱山が閉山する事が予想されています。それは遠い未来の話ではなく、25年から60年でその状況を迎えるとも言われており新たな鉱山が発見されるという予測も現状は立っていません。もし仮に鉱山が発見されたとしても、その鉱山からのダイヤモンドを手にするまでには15年から20年かかるとも言われています。
ダイヤモンド業界の未来を正確に予測する事は出来ませんが、地球の限りある資源である為いずれは尽きてしまう時がくる事は言うまでもありません。そして、次の鉱山は皆さんのお家に眠ったダイヤモンド〝都市型鉱山〟とも呼ばれますが中古流通市場がメイン流通となっていくと思います。
皆さんのお持ちのダイヤモンドは是非次の世代まで大切に受け継いであげてください。
※当記事の内容は一個人による見解であり、価格の高騰を保証するものではありません。購入についてはご自身の判断でお願いいたします。
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